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サイドウェイを見て。

結婚前の男同士の珍道中!?

 

小説家を目指すまじめな主人公とおちゃらけた友達。

その友達が結婚前の自由な時を二人で過ごしたいとワイナリー巡りをします。

 

純粋に大好きなワインを楽しみたい主人公ととにかく独身最後を楽しみたい友達。

 

その二人のワイナリー巡りの珍道中のお話です。

繊細なピノ・ノワール

主人公はブドウ自体が繊細で造りにくいですが、ワインの造り手の力のよって香り華やかなワインに返信するピノ・ノワールに自分を例えます。

 

「誰とでも寝るようなメルローと同じにするな!」

とどこでも比較的よく成長し、飲みやすいワインとなるメルローをバカにします。

 

これによりこの映画公開当時、アメリカで全くメルローが売れなくなったとか。

そして、アメリカではまだまだ人気がなかったピノ・ノワールが一気に売れるのです。

 

中年の危機!?アカデミー賞も

アメリカ人はこういう映画好きですね。

アラフィフの迷いというか。

主人公は小説家への夢をあきらめきれない。

友達は結婚が決まっているのに、自由をあきらめきれない。

 

結局旅しても、いろんな人と恋してみても変わらない。

でも何となく前を向いて歩いていく。

 

でも単純な話が見ていて気持ちがいいんですけどね。

だからアメリカ人から好評で、もちろん私も好きな映画ですが、淡々だけど色々あって面白い話。最後にちゃんと後味いい映画。

だから、アカデミー賞も、脚色賞、作品賞、監督賞なども受賞しています。

 

アメリカ・ワインツーリズム

これは日本で有名なナパではなく、サンタバーバラのワイナリーです。

 

でもアメリカに行くとこういう風にワイナリーをまわれるのだなと楽しくなります。

映画のワンシーンみたいに、ワインとサンドイッチをもって、ワイナリー見ながらのピクニックは最高に楽しいでしょうね。

 

 

今夜ワインが飲みたくなる映画です。