教皇が愛したワイン
今回訪問したワイナリーは、シャトー・ヌフ・デュ・パプ。
「パプ」は教皇のことです。
シャトー・ヌフ・デュ・パプは アヴィニヨンから北に車で1時間ほどのところにあります。
そもそも中世にアヴィニヨンに教皇庁が置かれていました。
そして、この辺りで、教皇のためのワインが造られていたということになります。
さらに、まさにこの場所に、教皇のための夏の宮殿を新しくつくろうとしたのです。
だから名前が「シャトー・ヌフ・デュ・パプ=教皇の新しい宮殿」なのです。
今はもう、これしか残っていません。
コートデュローヌの南部の産地。
ワインの生産地としては、コートデュローヌの一部です。
コートデュローヌは北と南で全く違うワインをつくりますので、両方見ると面白いです。ここは南ですね。
南は主に、グルナッシュを中心にいろいろなブドウを混ぜていきます。
何種類も植えてあるここはブドウを覚えたり、観察したりするにもいい場所です。
まさにここは、古城の前です。観光地としても最高ですね。
アヴィニヨンからツアーで。
シャトー・ヌフ・デュ・パプに宿泊してもいいですが、
とても小さな街です。
ブドウ畑やワイナリーも結局車でなければ回れません。
呑兵衛にはつらい。
ということで、宿泊はアヴィニヨンの方がいいと思います。
アヴィニヨン自体も小さな街ですが、元教皇庁があっただけあり、
教皇の宮殿もあり、フランス人学生も遠足で来る、
素晴らしい観光地です。教皇庁を見たりして、十分楽しめます。
観光には事欠きませんから、
観光案内所もしっかりしています。
ここからワイナリーツアーに参加すれば、とても便利です。
ちなみに今回はここ、シャトー・ヌフ・デュ・パプとロゼワインで有名なタヴェルを回るツアーを選びました。
タヴェルの模様はこちらで。
ワイン好きのアメリカ人夫婦と一緒で、ワイン談議も盛り上がり、
楽しいツアーでした。